5年以上使ってわかった、iPad × Apple Pencilの本当の使いどころ【手書きメモをAIに読ませる】

プログラミングの経験がない30代です。AIに毎月それなりの額を払って、日々の作業を任せています。

そのAIに、よく渡しているもののひとつが——手で書いたメモでした。

iPadとApple Pencilを買ったのは2020年です。5年以上経ちましたが、いまだに週に2回くらいは使っています。この記事では「iPadでノートが取れます」という話はしません。手書きしたメモをAIに読ませて使う、その一点だけを書きます。

結論:こういう人に向いてる/向いてない

  • ⭕️ 手書きしたメモを、AIに清書・要約させたい人
  • ⭕️ 荷物を減らしたい人/照明を落とした場所で書くことがある人
  • ⭕️ ペンの種類を使い分けたい人
  • フリック入力が得意な人(iPhoneのメモアプリで足りると思います)
  • 充電の管理が苦手な人

私が使い続けている理由は、手で書いたものをそのままAIに渡せるからです。キーボードで打ち直す手間がなくなりました。

そもそもAIに何を投げているのかは、ChatGPT PlusとClaude、両方に払ってわかったことに書きました。

なぜ買ったのか(買う前の悩み)

正直に言うと、買う前にいちばん悩んだのは「自分の用途に合ったモデルがどれなのか分からない」ことでした。

種類が多く、値段の幅も広い。どこまでのものを選べばいいのかが判断できず、しばらく決められませんでした。同じところで止まっている方は多いと思います。

実際の使い方(手書き → AI → 保存)

私がやっているのは、次の3ステップだけです。

ステップ1:iPadのメモをスクリーンショットで撮る

Apple Pencilで書いたメモを、そのまま画面のスクリーンショットとして撮ります。文字を打ち直したり、きれいに書き直したりはしません。私の場合は、走り書きのままでも読み取ってもらえています。

ステップ2:AirDropでMacに送り、Claudeに読ませる

撮ったスクリーンショットをAirDropでMacに送り、そのままClaudeに渡します。手書きの文字を文字起こししてもらう工程です。

ステップ3:文字起こしされた文面を編集してもらう

文字起こしまで終われば、あとはAIの得意分野です。私は主にこの4つを頼んでいます。

  • 要約:長い走り書きを短くまとめてもらう
  • 清書:話し言葉のままのメモを、読める文章に整えてもらう
  • Obsidianへ保存:メモアプリに整った形で残す
  • タグで整理:他のメモと結びつけて、後から引き出せるようにする

⚠️ スクリーンショットを人に見せる場合の注意です。 画面には、メモの中身だけでなく通知・ファイル名・カレンダーの予定名・メールアドレス・端末名・アプリのバッジも一緒に写ります。公開する予定があるなら、見せてもいい画面を用意してから撮ることをおすすめします。

良かったところ(3つ)

1. 紙のノートを持ち歩かなくていい

これがいちばん大きいです。荷物を少しでも減らしたい場面で、ノートを1冊減らせるのは助かります。

2. 照明を落とした場所でも書ける

紙のノートがいちばん弱いのがここでした。 会場の照明が落ちている場面や、夜に電気を落とした部屋で思いついたときなど、紙だと何を書いているのか自分でも見えません。

iPadは画面そのものが光っているので、私の使い方では問題なく書けています。この一点だけでも買った意味がありました。

3. ペンを何本も持ち歩かずに、いろいろな種類のペンが使える

これは意外と語られていない利点だと思います。太さも色も、画面の上で切り替えるだけで変わります。ペンケースを持ち歩かなくていいというのは、荷物を減らしたい人にはかなりありがたい点です。

⚠️ ここは正直よくない(2つ)

1. 充電を気にしないといけない

紙のノートは充電が切れません。iPadもApple Pencilも、どちらも切れたらその場で終わりです。使う日の前に充電しておく必要があります。

2. 液晶に書くので「慣れ」が要る

紙と同じ感覚では書けず、最初はうまく書けませんでした。しばらく使って慣れるまでは、紙のほうが速いと感じると思います。

買う前に知っておきたかったのは、この2つでした。

それでも、私は使い続けています。

値段と、元が取れるか

私が買ったときの価格は、iPadが10万円前後、Apple Pencilが1万5千円ほどでした。

⚠️ これは2020年に購入した当時の価格です。 モデルも価格も変わっているので、今の価格はご自身で確認してください。

合計で11万5千円ほど。週に2回を5年続けたとして、使った回数は520回ほど。割ってみると——

1回あたり、およそ220円。

正直なところ、これを「安い」と言うつもりはありません。 ノートを1冊開くのに220円と考えれば、決して安くはない道具です。

私の場合は、照明を落とした場所で書けること、荷物が減ること、そしてAIにそのまま渡せることが積み重なって、結果的に5年以上使い続けることになりました。そこに価値を感じないなら、高い買い物だと思います。

こういう場合は、こっちのほうがいい

フリック入力が得意な方は、iPhoneのメモアプリで十分だと思います。

私がiPadを使っているのは、手で書くほうが速いからです。打つほうが速い人にとっては、これだけの金額を出す理由がありません。その場合はiPhoneで打ったメモを、そのままAIに渡せば同じことができます。

「手で書きたいかどうか」が分かれ目です。

まとめ:5年以上経った今も使っているか

使っています。週に2回くらい、人の話を聞く場面で今も持ち出しています。

買った当時は「AIに読ませる」なんて使い方は想像していませんでした。買ってから5年以上経って、いちばん強い使い道が後から見つかった——というのが正直なところです。

そのAIを使い始めた頃、私が何につまずいたかは環境構築で心が折れかけた話に書きました。